ＧＩＤ(性転換手術)：睾丸摘出【静岡美容外科橋本クリニック】

ＧＩＤ(性転換手術)に関するＱ&Ａ

Q性別適合手術後は陰部が女性の様に平らになりますか？

A当院で行っている性別適合手術は睾丸摘出手術・陰嚢除去手術・陰茎切除手術・小陰唇形成手術・尿路変更手術です。膣形成は行っておりません。性別適合手術により外性器が完全に除去されるので、平らな陰部になります。

Q性別適合手術後は女性の様に座って排尿できますか？

A性別適合手術では尿路変更手術にて尿道口を下の位置に変更します。よって座った状態での排尿が可能になります。

QGID診断書は性別適合手術には必要ですか？

AGIDの診断書を取得されている方はご持参ください。

Q女性ホルモン投与は必要ですか？

A睾丸摘出手術をしますので、手術後は女性ホルモン投与は生涯必要です。

QGIDの診断はしてもらえますか？

A当院では手術治療のみを取り扱っております。診断は精神科の受診をお勧めします。

Q性別適合手術の後は女性らしくなりますか？

A睾丸摘出手術により男性ホルモンの分泌が低下しますので、女性らしい身体に徐々に化します。

Q女性ホルモンの投与による身体の変化を教えてください。

A肌・髪質の女性化、女性化乳房、男性機能の減退、筋肉量の低下、脂肪分布の女性化などの変化が起きます。

Qどんな麻酔ですか？

Aガス麻酔と静脈麻酔を併用して行います。筋弛緩薬は使用しません。自発呼吸は残りますが、呼吸サポートのための管（ラリンゲルマスク）を口から挿入します。麻酔により意識がなくなりますので痛みは感じません。

Q性別適合手術の治療時間はどれくらいですか？

A午前中にクリニックに来院していただき手術の準備を行います。手術時間は約３～４時間です。麻酔からしっかり目が覚めて歩行が可能となったら帰宅できます。一日かかりの手術ですが、入院の必要性はありません。

Q性別適合手術の前に必要な準備はありますか？

A手術2日前に陰部全体の剃毛をしていただきます。手術当日は入浴またはシャワー浴を済ませてご来院してください。手術前日の深夜0時以降は食事の摂取を控えてもらいます。水分摂取は手術当日の午前9時まで可能です。

Q性別適合手術前の検査はありますか？

A貧血、肝機能障害、腎機能障害、感染症の有無、血液型などの把握のために血液検査を行います。

Q性別適合手術を受けるにあたっての通院回数はどれくらいですか？

A基本的には、カウンセリング、手術当日、手術後2日目、手術後14日目の4回です。手術後の経過で、処置など必要がある場合は通院回数が増える場合があります。

Q性別適合手術の合併症を教えてください。

A出血、血腫、感染、縫合不全などです。また形成した小陰唇壊死のリスクがあります。合併症予防のため手術後数日間創部をガーゼで圧迫固定します。また、創治癒促進と小陰唇壊死の定着率向上の目的でステムサップ（幹細胞上清液）の注射を行います。

Q性別適合手術の後の痛みはどれくらいですか？

A痛みには個人差があります。手術後約1週間が痛みと腫れのピークで徐々に改善していきます。痛み止めを処方しますので、適宜内服してください。

Q性別適合手術後は安静が必要ですか？

A手術後の合併症予防のため手術後1週間は安静に過ごしていただきます。